新経済連盟加盟企業/千趣会

千趣会

株式会社千趣会

正式社名「株式会社千趣会」。英文社名「SENSHUKAI CO., LTD.」。1955年、まだ戦後の暮らしに潤いの乏しかった頃、こけし人形の頒布を目的に株式会社千趣会は設立されました。小売業であり、昭和28年(1953)前身の「味楽会」創業。同30年(1955)設立。本社は大阪市北区同心。東京本社は東京都品川区北品川。「ベルメゾン」(Belle Maison) のブランド名でその名を知られています。カタログ・頒布会方式の販売会社で、衣料品・雑貨・インテリア用品などを扱っています。主な対象は20代後半から30代の女性。現在では約1200万人の会員に向けて、カタログ、ネット、店舗などのチャネルを通じて様々な商品、及びサービスを提供しています。チャネル別では、現在ネットでの注文が増加し、売上の半分以上はネット経由でのものとなっています。インターネット通販に注力。東京証券取引所第1部上場。証券コード8165。

ベルメゾンの始まり

千趣会ではオフィスの女性グループを対象にした頒布会事業が生まれ、その販売網を基盤として料理カード付き月刊誌「クック」で情報出版業への進出やタオルやハンカチ、下着など女性の心をとらえたオリジナル商品を開発しています。今で言うSPA(製造小売)をいち早く展開し事業を拡大しました。さらに、1976年には、カタログ誌「ベルメゾン」を発刊し、カタログ通販事業に進出。当初は難しいとされていたファッション衣料の販売からスタートし、服飾雑貨や生活雑貨、家具、インテリア用品へと取り扱いアイテムを広げるとともに、専門店型の品揃えと生活提案型の独自のカタログスタイルを確立しました。

千趣会の女性支援

千趣会では顧客がほとんどが女性であることから、社会貢献活動のテーマの一つに「女性支援」を掲げています。主な活動としては、乳がんの早期発見のための啓発活動である「ピンクリボン運動」の支援として、日本対がん協会「乳がんをなくすほほえみ基金」への寄付やピンクリボン協賛商品の販売も行っています。

千趣会と主婦の友ダイレクト

千趣会は通信販売会社の主婦の友ダイレクト(東京・千代田)を子会社にしました。主婦の友ダイレクトは主婦の友社(東京・千代田)の通販部門が分社化して1999年に設立されました。主婦の友社は現在、株式の31.5%を持ちます。この買収により、育児関連の強化につながると思われます。というのも、主婦の友ダイレクトの会員には子育て中の母親が多く、育児用品やギフト関連に強いからです。千趣会はこの買収により更なる顧客層を広げて、通販事業の拡大につなげることでしょう。

持ち株比率
持ち株比率を調べたところ、千趣会の持ち株比率(議決権ベース)は51.2%のようです。買収額は数億円にものぼるようです。9月にJALUXが保有する全株式を買い取りました。主婦の友ダイレクトは業績不振が続き、2013年3月期の売上高は38億円、最終損益は5500万円の赤字でした。今後は千趣会傘下で経営立て直しをめざします。千趣会はJALUXとの協業も検討するそうです。

千趣会環境イディア

環境面では1998年に環境憲章「千趣会環境イディア」を制定し、カタログで紙を大量に使う企業の責任として、オーストラリアやラオスでの海外植林事業へも参加。さらに、2006年から「環境配慮型商品」の販売もスタートさせるなど、本業を通じた環境活動にも取り組んでいます。

千趣会の沿革

株式会社千趣会の沿革を調べてみました。歴史のある会社ですね。

  • 1946年:3月22日、現法人が、協和海運株式会社として設立(当時、千趣会の事業とは無関係)
  • 1953年:10月、高井恒昌が、こけし人形頒布の「味楽会」を個人で創業。
  • 1954年:千趣会の前身「味楽会」発足 こけし頒布開始
  • 1955年:11月9日、味楽会を法人化し、(旧)株式会社千趣会設立。
  • 1960年:料理カード「COOK」を創刊
  • 1975年:12月31日、協和海運株式会社が(旧)千趣興産株式会社を吸収合併し、(新)千趣興産株式会社に商号変更。
  • 1976年:カタログ「ベルメゾン」創刊
  • 1977年:9月30日、休眠会社の(新)千趣興産株式会社が(旧)株式会社千趣会を吸収合併し、株式会社千趣会に商号変更(いわゆる株式額面変更目的の合併)。
  • 1984年:5月8日、大阪証券取引所第二部上場
  • 1988年:7月19日、東京証券取引所2部上場。予約シューズ「ベネビス」を発売
  • 1990年:9月3日、東京証券取引所、大阪証券取引所各1部上場。
  • 1991年:財団法人 千趣留学生奨学財団設立
  • 1993年:「ディズニーファンタジーカタログ」を創刊。オーストラリアで植林事業開始
  • 1994年:株式会社千趣ビジネスサービス設立。千趣会香港有限公司設立
  • 2000年:オンラインショッピングサイト「ベルメゾンネット」オープン。千趣会コールセンター株式会社設立
  • 2002年:「ベルメゾンマンスリークラブ」スタート
  • 2003年:株式会社千趣会イイハナ設立
  • 2004年:「ベルメゾン生活スタイル研究所」設立
  • 2005年:女性コミッティhana*maison新設 千趣会創業50周年
  • 2006年:カタログ「ベルメゾン」創刊30周年 千趣会マーケティングサポート株式会社設立
  • 2007年:暮らす服ショップ一号店オープン
  • 2008年:1月、東京支社を東京本社とし、2本社制に移行 株式会社ディアーズ・ブレイン子会社化
  • 2009年:上海に海外初出店となる『BELLE MAISON 倍美(ベルメゾン)』オープン 千趣会×JDN共催第1回クリエイティブコンペティション『1000cc』開催
  • 2010年:ベルメゾンで販売する全てのブラジャーをピンクリボン協賛商品に『men’s kurasufuku(メンズ暮らす服)』創刊 Wiiによるショッピングサービス「Wiiの間ショッピング」開始 株式会社モバコレ子会社化
  • 2011年:クロスメディアプロモーション開始(TVCM等)新企業ビジョン「ウーマン スマイル カンパニー」制定
  • 2012年:看護師向けカタログ「ベルナース」創刊
  • 2013年:トヨタ自動車運営のショッピングサービスへ参画

千趣会の今後

歴史のある会社でありながら、事業展開も堅実ですし、社会貢献活動や環境活動にも積極的に取り組んでいる株式会社千趣会。今後の成長がますます楽しみですね。